親塾の労力を減らす試み

子どもたちをうまく誘導すれば親塾の労力を減らすことができます。ここでは親塾の労力を減らす方法を経験談に基づいて書いています。


親塾の時間を分類

親塾をはじめたころ、拘束時間こそ短かったのですが手間暇がかかっていました。

「親塾をしている間は何もできないよな…。労力を減らそう!」

このように考えて、まずは何がボトルネックになってるのかを知ろうと親塾の時間の分類してみました。

1.新しいことを教える時間
2.問題を解かせる時間
3.問題の解説をする時間

で、「それぞれについてどのようなことに手間暇がかかっているのか、どうすればその労力を減らすことができるのか?」を考えたわけですが――。

だいぶ楽になりました!

具体的に何に手間暇がかかっていて、どのように労力をカットしたのでしょうか。
説明します。

新しいことを教える時間を削るのは難しい

理想は「子どもが自分でテキストを読んで勉強する」です。
こうなれば親の出番はなくなり、親塾そのものが必要なくなります。

が、そこに至るまでは相当年数がかかります。
おそらく中学受験までには間に合わないのではないでしょうか。

当面は親が教える必要があるので、ここはどうしようもないな、と思いました。

問題を解かせるときの労力を減らす!

問題を解かせている間は楽できると思うかもしれませんが、子どもは目を離すとすぐに遊びはじめます
ずっと監視する必要があって、ここに案外手間暇がかかっているな、とわかりました。
そこで親塾を楽にするためにわたしが見ていなくても勉強するようにしようと考えました。
具体的には以下です。

・家事をして目を離したふりをする
・子どもたちが騒ぎはじめる
・注意する

もちろん、数回注意した程度では改善されません。
これを地道に繰り返しました。
そのうち、注意の回数が減ったので、つぎのようにしました。

・リビングから離れて別の部屋に行く(リングで学習しています)
・子どもたちが騒ぎはじめるく
・注意する

娘に関してはこっそり遊んでいてわたしの足跡を察知して勉強をはじめるみたいなこともありましたが、つぎのように言うことでそういうズルはだいぶなくなりました。

問題をどれだけ解いたのかを見ると、サボっていたのか勉強していたのかすぐにわかる繰り返し言う

それから時が流れて――。

「うまくいったかもしれない。もう見ていなくてもいいんじゃないか」

そう考えていたのですが、つぎのようなこともありました。

・買い物へ。その間、子どもたちには模試の過去問を解かせる
・下の階でテレワーク中だった妻が子どもたちの騒ぐ声を聞く
・帰宅後、採点。ボロボロ。妻の話もあわせて遊んでいたことが発覚
・激怒。お説教

このようなことを繰り返して、わたしが見ていなくてもだいぶ勉強するようになりました。

問題の解説をするときの労力を減らす!

問題を解かせたあと、不正解の問題については解説する必要があります。
前述の新しいことを教える時間と同様、ここの労力を減らすことはできないのではないか、と思っていたのですが…。

解説が大変で解説すべき問題が山積みになってしまって、問題の先延ばしをしようとつぎのように言ってみました。

解説をせずに「もう一回解いて。しっかり考えて」

すると、なんと。
不正解だった問題の7〜9割は正解したのです。
その後も同じことを言ってみたら、やはり7〜9割、正解しました。

何気なくはじめた試みでしたが、これで7〜9割の解説の労力がカットできたわけですね。
※後になって息子は雑な性格、娘はやる気が原因だとわかりました。

ただし、残りの1〜3割の問題、解説するために解かないといけません。
そこで、さらにすこしでも楽にするために、算数については以下をはじめました。

小2の妹の解説は小4の息子にさせる
※ただ、すべての問題を解説してもらうわけではなく、浜学園の公開学力テスト(小5)の大問3以降の問題など、息子にも役立ちそうな問題のみ

それでも解説しないとダメなとき、重い腰を上げて解説をはじめます。

ただ、国語は、算数・数学のように前もって解かなくてもいいという点では楽なのですが、解説は省くことはできませんし、解説そのものにかなりの時間がとられます。
正直しんどいです。

親塾の手間暇を少なくする手順

今までの流れです。

・監視していなくても問題を解くようにする。
・問題の解説をする労力を減らす

親塾をしていて手間暇を少なくしたいと思えば、うちと同じようにまずは問題を解くときに見張っていなくてもよいようにするといいのではないでしょうか。
これだけでもずいぶん手間暇が変わります。

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