算数の先取り学習の秘訣は、独自の4STEP!
算数の先取り学習の秘訣である独自の4STEPを紹介しています。
2.独自のカリキュラムは4STEP
3.【STEP1】小6までの計算問題を終わらせる
4.【STEP2】小2、小3は飛ばす
4−1.小1の学習の価値
4−2.小2、小3の学習の価値
4−3.低年齢・低学年のパズル・思考力の問題は効果が低いと判断
4−4.小4の2つの教材を比較!
4−5.いきなり小4! つまづいても戻ればいい! そのほうが効率的
4−6.小2、小3の「抜け」は、後で補う!
5.【STEP3】小4、小5、小6それぞれの学年にて偏差値50で通過する
5−1.塾のカリキュラムと同じにしなかった理由
5−2.塾は集団授業がゆえにカリキュラムや教材には無駄が多い
5−3.塾は営利企業ゆえにカリキュラムや教材には無駄が多い
5−4.小2、小3で「抜け」があったのかの確認とその穴埋め
5−5.偏差値50に届かない場合は、引き下げる
6.【STEP4】偏差値60超を目指す
算数の先取り学習がうまくいっている2つの理由
親塾にて算数と数学の先取り学習をしていますが、つぎのようになりました。
<算数>
・小4の息子 → 女子御三家の入試問題で合格点を超える
・小2の娘 → 小1のとき、駿台・浜学園の公開学力テスト(小4)で、偏差値60超
※浜学園の算数は難易度が高いことで有名です。一般の模試よりも10、偏差値が低く出るそうです。
なぜ、このような高進度で先に進めているのでしょうか。
つぎの2点です。
・算数の独自の教えかたを構築
・独自のカリキュラムを編み出す
このページでは、独自のカリキュラムについて説明しています。
独自のカリキュラムは4STEP
3STEPで算数を教えていますが、ここでは、便宜上、4STEPにしました。
【STEP1】小6までの計算問題を終わらせる
【STEP2】小2、小3は飛ばす
【STEP3】小4、小5、小6それぞれの学年にて偏差値50で通過する(※)
【STEP4】偏差値60超を目指す
※ただし、小1の娘に関しては、小5、小6の通過時の偏差値を40にしました。
それぞれについて書いていきます。
【STEP1】小6までの計算問題を終わらせる
小6までの計算問題を終わらせます。
これについては別のページに詳しく書いています。
親が指導できれば、未就学児でも2か月もあれば終わります。
【STEP2】小2、小3は飛ばす
子どもたちの時間は、できるだけ犠牲にしたくありません(単にわたしが家族で遊びたいだけという話もあります 笑)。
そこで短い勉強時間で最大限の効果がでるように既存のカリキュラムから徹底的に無駄を排除しようと考えて、まずは入試問題や問題集などを分析しました。
その結果、つぎのように考えるようになりました。
1.塾にて勉強をはじめるのは小4、まともに対策をはじめるのは小5からではないか
2.最レベ小1のあと、いきなり予習シリーズ4年をはじめても問題ないだろう
要は、小2、小3を「飛ばす」わけですね。
本当に飛ばしても大丈夫なのでしょうか。
小1の教材から説明していきます。
小1の学習の価値
難関中を目指すひとたちの間で、定番の問題集があります。
■1.難易度(低い)
・グレードアップ問題集小学1年算数 計算・図形(小1)
・グレードアップ問題集小学1年算数 文章題(小1)
※文章題のほうは、あまりお勧めできません。
■2.難易度(やや難しい)
・ハイレベ100小学1年さんすう
・トップクラス問題集さんすう小学1年―中学入試をめざす 徹底理解編
※同じような問題集なので、どちらかの選択です。下記3をしていれば、こちらは不要です。
■3.難易度(難しい)
・最レベさんすう問題集小学1年―段階別
・トップクラス問題集さんすう小学1年―中学入試をめざす
※同じような問題集なので、どちらかの選択です。上記2をしていれば、こちらは不要です。
息子と娘には以下を解かせました。
・グレードアップ問題集小学1年算数 計算・図形(小1)
・最レベさんすう問題集小学1年―段階別
子どもたちに解かせたら、この年齢で必要なことが習得できました。つまり、最低限、「最レベ」「ハイレベ」「トップクラス問題集」「トップクラス問題集 徹底理解編」のいずれかを解かせたほうがいいのではないか、と思います。
ただ、学校教育だけの場合はいきなり難しいので、グレードアップ問題集の 計算・図形からはじめることをお勧めします。
ちなみに、グレードアップ問題集の文章題に関しては解かせましたが、効果はあまりないと考えています。
小2、小3の学習の価値
小2、小3も、最レベ、トップクラス問題集を解かせるのが定番です。
ただ、大手塾のカリキュラムは小4からはじまるので、「本当に学習させる価値があるのだろうか」「いきなり予習シリーズ4年をはじめてもいいのではないだろうか」と考えはじめました。
で、つぎのものを見比べました。
・低学年の市販の定番の問題集である最レベやトップクラス問題集(小2、小3)
・予習シリーズ4年
問題が生じればそのときに戻れば済む話ですし(実際、小1の娘は最レベ小2に戻ったことがあります)。
低年齢・低学年のパズル・思考力の問題は効果が低いと判断
低年齢・低学年ではパズル・思考力の問題も定番です。
・パズル・思考力の問題
(例)算数ラボ10級
学習習慣をつけるのにはよいと思いますが、うちは効率化のために解かせることはありませんでした。
小4の2つの教材を比較!
小4の中学受験の教材から学習しようと考えたわけですが、つぎの2つの教材があります。
どちらを使えばいいのか、比較してみました。
・トップクラス問題集(小4)
・予習シリーズ4年
結果はトップクラス問題集には、「この難易度の問題をここに入れて、どういう狙いがあるんだ?」「この問題は×ができれば教えなくても解けるから、今の段階で解かせなくてもいいんじゃないの?(今は難問、学習が進めば基本)」が散見される一方、予習シリーズは難易度の「段」がうまく均されていました。
塾のテキストである「予習シリーズ」を使ったほうが効率的かつ効果的と判断して、予習シリーズを進めることにしました。
いきなり小4! つまづいても戻ればいい! そのほうが効率的
いきなり小4からはじめてつまづいた場合、どうすればいいのでしょうか。
小2、小3の教材に戻ればいいだけです。
実際、小1の娘、予習シリーズ5年の最中に最レベ小2を解かせたこともあります。
それで何の問題もありませんでしたし、むしろ、はじめから最レベ小2を解かせるよりも、効率的かつ効果的だったと思います。
<小2→小3→小4と順番で学習していく既存のカリキュラム>
算数の思考力が育っていないうちに最レベ小2に取り組んでも時間がかなりかかったと思われます。またどこが苦手なのか見極めるのにも苦労したと思います
<小2、小3は飛ばすカリキュラム>
予習シリーズなどで学習して算数の思考力があがっていたので、最レベ小2は瞬殺でした。苦手とするところを容易に見つけることもできました
塾は集団授業なので気軽に戻ることはできませんが、親塾だと必要を感じたときに簡単に戻れます。
小2、小3の「抜け」は、後で補う!
小2、小3で飛ばすと「抜け」が生じる可能性があります。
気になるので後で抜けを補うことにしました。
STEP3に書いています。
【STEP3】小4、小5、小6それぞれの学年にて偏差値50で通過する
STEP2で、つぎのことが決まりました。
・中学受験の勉強がはじまる小4の学習からはじめる
・そのための教材を選定――予習シリーズ4年にする
このつぎは、「どのように進めるのか」です。
結論から書くと、塾のカリキュラムを元にして、独自のスパイラル方式にしました。
・小4の偏差値50 → 小5の偏差値50 → 念のために飛ばした小2と小3の穴埋め→小6の偏差値50
・偏差値60超を目指す
・偏差値70超を目指す
要は以下。
・小4、小5、小6の基本
・(小4)小5、小6の応用
ここでは、なぜ塾と同じカリキュラムにしなかったのか、小2、小3の穴埋めはどのようにしたのかなどについて書いていきます。
塾のカリキュラムと同じにしなかった理由
なぜ、つぎのような、塾と同じ方法にしなかったのでしょうか。
<塾の方法>
・小4の基本→応用
・小5の基本→応用
・小6の基本→応用
一言でいえば「時短」ですが…。
理由の詳細について書いていきます。
塾は集団授業がゆえにカリキュラムや教材には無駄が多い
塾では学力に応じてクラス編成しますが、それでもバラつきがあってそれを吸収できるようにカリキュラムや教材が作られています。
一例をあげると、以下。
学力が高い層が暇しないように、小5の標準問題を応用問題として小4の教材に入れる
これの何が非効率なのかというと、小5だと特に何もしなくても解ける問題なのに、それを小4で苦労させて解かせているためです。つまり、以下です。
<塾のカリキュラムに従う場合>
・小4の応用問題 → 時間をかけてなんとか習得
<わたしの方法>
・小4の基本問題 → 小5の基本問題 → 小4の応用問題が時間をかけなくても解けるように!
そういう塾の無駄を削った結果が、独自のカリキュラムです。
塾は営利企業ゆえにカリキュラムや教材には無駄が多い
ひとは直前ではないと動かない――つまり、受験期ではないと大半の親は大金をつぎ込まないので、小6に重要な講座が集中させているという側面もあると思います。
それはすなわち、それまでのカリキュラムには無駄があるということに他なりません。
塾は営利企業です。
仕方がないと思いますが、親塾ではそういうしがらみはないので、無駄を徹底的に削りました(その結果、独自のカリキュラムになりました)。
小2、小3で「抜け」があったのかの確認とその穴埋め
以下の時点で、子どもたちに浜学園の公開学力テスト(小4)の過去問を解かせました。
・小3の息子 → 予習シリーズ6年上の最初のほう
・小1の娘 → 予習シリーズ5年上の最後のほう
なぜ解かせたのか?
目的はいくつかありましたが、そのなかの1つに「小2と小3に抜けがあるのかの確認」「もし抜けがあれば、その穴埋め」がありました。
で、結果は、抜けがあったかどうかはわかりませんでしたが、小3の息子は、小4、小5と公開学力テストを解けるようになったので、「抜けはなかった」もしくは「抜けを穴埋めできた」となりました。
もし抜けが気になるようであれば、浜学園の公開学力テスト(小2、小3)を解かせるといいかもしれないですね。
偏差値50に届かない場合は、引き下げる
小3の息子の場合はうまくいきました。
しかし、小1の娘は年齢ゆえのものなのか、それともセンスが足りないためなのかはわかりませんが、「小5の偏差値50」は難しいと判断しました。
最レベ小2に戻ったりもしましたが、イマイチ効果がなかったので、そのまま先に進むことにしました。
要は「小5の偏差値40」にしたわけです。
これがどうなるのかは時間が経たないとわかりませんので、今後、記事にしたいと思っています。
※追記:うまくいきました!
【STEP4】偏差値60超を目指す
偏差値60を目指します。
追記:教材をこなしているうちに達成できました。